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学生が作った映像が、二つの映像祭で入賞!

2010年03月25日

稚内北星学園大学の学生が作った映像が、二つの映像祭で入賞しました。

一つ目の作品は、夏の集中講義である「TVメディア論」で制作された「笑顔が湧き出る豊富温泉」です。

同作品は、「第5回湘南映像祭」で入賞しました。

写真は制作者の芝田涼くんと二階堂はるかさんです。
芝田涼くんは稚内北星学園大学3年生で、二階堂はるかさんは集中講義のTA(ティーチングアシスタント)として稚内へ来た中央大学の学生です。

そして二つ目の作品は、4年生の西佑弥くんとゼミの仲間が一緒に制作をした、「ある日、農業と俺と。」です。

同作品は「第21回飛騨高山ドキュメンタリー映像祭」で「中日新聞社賞」に選ばれました。

写真は制作をした西佑弥くん。
製作をした西佑弥くんは、「この作品はゼミ生皆で作った作品。自分一人では、受賞できなかったと思う。撮影をしたメンバー、農作業をしたメンバーみんなが頑張ってくれた結果で す。」とコメントしています。


第9回卒業式が執り行われました

2010年03月23日

3月20日(土)、稚内北星学園大学第9回卒業式が開催され、多くの来賓並びに父母・教職員・在学生に見守られながら22名の卒業生が巣立ちました。東京サテライト校の卒業生8名については、14日(日)にすでに卒業式が行われています。

パイプオルガンの清冽な調べとともに式が開始され、卒業証書授与へと続きます。緊張した面持ちの卒業生たちは、一人ひとり壇上に上がり、精一杯胸を張りながら証書を受け取っていました。さらに教員免許状授与、学長賞表彰が行われ、それぞれに会場からの大きな拍手で祝福を受けました(学長賞は、4年間の総まとめとしての「卒業研究」で優秀な成績を修めた学生に贈られるものです)。
学長からは「この地に学んだ自信と誇りを胸に、これからもしっかりと学びつつ仕事に励んでほしい」、横田耕一稚内市長からは「困難が待ち受けている世の中に、果敢に立ち向かってほしい」とはなむけの言葉が贈られ、卒業生の胸に染み入ったようでした。

最後に「卒業の言葉」が梅岡巧くんから力強く、「在校生の言葉」が中野伸吾君から心優しく語られ、幕を閉じました。
式の終了後も卒業生たちは三々五々、語らったり写真を撮ったりとなかなか立ち去りがたい様子でした。


学長より卒業生へのメッセージ

2010年03月20日

 卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。みなさんの学業の努力が実を結び、本日ここにめでたく卒業を迎えることができたことに、心からお慶び申し上げます。
さて、卒業生のみなさん、本学での学園生活において、みなさんは何を学んだのでしょう。それは一人ひとりで異なっていることはいうまでもありません。しかし、私たち教職員がみなさんに学んで欲しいと思っていたことは共通しております。みなさんが入学したとき、最初のガイダンスで『学園生活のために』という冊子を手にしたはずです。そこには4年間のカリキュラムや稚内北星学園大学学則が載っています。その学則第1条にこう記されています。

「本学は、教育基本法及び学校教育法に基づく大学の教育をおこない、地域社会に貢献し、キリスト教精神の根底にある人間の自由と尊厳を重んじ、平和を愛する人材を育成することを目的とする」

これは、本学の建学の精神であり、教育理念であります。本学は「道北宗谷に地域に高等教育機関を」という地域住民の方々の永年の努力と多大な支援によって設立されました。
 キリスト教精神が謳われているのは、23年前、札幌の北星学園大学から本学創設に多大な協力を頂いたことによります。人間の自由と尊厳、平和を愛する精神は民族や国家を超えて人類が目指すべき崇高な目的です。地球上には、この崇高な目的を覆す多くの悲劇や悲惨な出来事に満ち溢れています。にもかかわらず、この目的を人類と共に共有し、地域社会に貢献する人材を育てる。そのような願いで稚内の地に創設されたのが、稚内北星学園です。
 この建学の精神に基づいて、私たちはカリキュラムを整え、教育に励んでまいりました。今みなさんが手にしている「卒業証書・学位記」は私たちの教育とみなさんの学びの証です。みなさんが得たものは、単なるITの技術だけではないのです。悲劇と禍に満ち溢れている21世紀の情報メディア時代を、人間の自由と尊厳、平和を愛する心を持って創造的に生き抜くと同時に、これから生きることになる地域において共に地域を作り上げていく、そういう人間力です。その力の証を手にして、みなさんは新たな成長に向けて再出発します。
 ところで、みなさんは本日の卒業式によって、大学の学位を得て、その資格でライフステージの次の段階を開始することになります。みなさんが次に入るステージは「社会人」というステージであることは、みなさん自身が十分認識していることと思います。ただ、ここでひとつ指摘しておきたいことがあります。みなさんは、本日より以前に、成人式を迎えた2年前にすでに「社会人」のステージに入っていたはずです。
 「社会人」という、私たち日本の社会での表現を今一度、振り返ってみてください。「社会」は英語ではsocietyです。人々の出会いや交際、交友を意味する言葉です。この限りでは、みなさんはもう20年以上も「社会人」を生きてきたわけです。そして、成人式はその節目です。みなさんが自立した個人として、自らの足で立ち、自らの判断で行動し、それに責任をもつ。その責任を持つ度合が、それぞれの節目で制度的に違っていますが、ともかく、すでに「社会人」を生きてきたのだということを確認してください。成人式の成人とは、人に成ると書きます。20代は20代なりに、30代は30代なりに、人は死を迎えるまで人になる努力が必要です。
 しかし、みなさんが本日の卒業式とともに、「社会人」としての新たなステージに入るというときには、違う意味があるでしょう。それは、小学校入学以来、大学まで、学校という制度の中で「学ぶ」というステージから、何らかの仕方で自ら生計を維持するために「働く」というステージに入ったということです。もちろん、次の仕事の世界でも学ぶことは続きます。本学には昨年度から18人の社会人学生が学んでいます。先日卒業式を終えた東京サテライト校では、3年次に編入した社会人が2年から5年かけて働きながら学んでいます。来年度も通学する社会人学生が多く在籍しています。
 いまここに出席しているみなさんは働くという制約からの自由な時間の中で学んできましたが、これからは働くという拘束時間の中で学ぶということになります。そして、働くということは、多くの場合、どこかの会社に就職するということと同じ意味です。私たちが普通に「社会人」というときの意味は、そういうことです。これは大切なことですが、しかし同時に注意すべきことがあります。
会社の外には家族や地域という空間が広がっています。仕事の世界に入ると、ともすれば「地域」のことが視界から消えることがあります。ここでは働くことと生きることと社会で暮らすこととのかかわりが問われます。
 この点で、みなさんにひとつの問いかけをして、私のメッセージとします。私が大学にいたころ、公害問題がいたるところで噴き出しました。その時の話です。企業は自らの企業活動の中で多くの有害物質を排出し放題でした。それをコストに計上しないことが企業にとっては収益をあげる大きな手段でした。収益があがればそこで働く社員の給料も上がります。ところが、「会社人」は同時に地域に暮らし、消費し、市民としての生活をします。市民にとって、会社が出す有害物質は生活を脅かします。「会社人」にとどまる「社会人」には問題は見えませんが、この枠を超えて地域や社会の生活に目を向ければ問題ははっきりします。かつて、私たちはこの矛盾に直面し、それと闘いました。
現在はどうでしょう。この矛盾が地球的規模で蔓延しています。みなさんの働き方と暮らし方は、時間差において将来の世代に対して、また地球的規模の空間では、この豊かさを経験していない世界の貧しい人々に対して、極めて大きな影響を及ぼします。この問題を視野の外に置くような働き方は有害でさえあります。
 私が専門にしている経済学はエコノミックスといい、経済をエコノミーといいます。これと似た言葉にエコロジーがあります。どちらも「エコ」という接頭語がついています。
 「エコ」とはどういう意味でしょう。「環境に優しい」といった返事がかえってきそうです。今日ではそういう使い方をしてもよいでしょう。Eco-economyという言葉もあります。しかし、「エコ」の元々の意味はまったく違います。ギリシア語のoikosに由来し、「家」を意味します。どちらかというと家元というときの家にも似ていますが、別の言い方をすれば「共同体」です。人びとが暮らしを共にする空間です。Economyのnomy の部分はギリシア語のnomosで「法」といった意味です。つまり人間社会が順調に維持できるように物を生産し、分配し、消費する活動全体のならわし・きまりです。他方、ecologyのlogyはlogosに由来し、論理やきまりのような意味です。動物や植物の生態系には食物連鎖などのきまりがあり、それが調和して自然の秩序ができています。
 私たちの働き方や暮らし方を意味するエコノミーがエコロジーと矛盾し、地球環境の持続可能性が失われつつあるのです。みなさんが社会人として働くとき、この矛盾に直面せざるをえません。そして、それを解決するか、それとも自滅するか。みなさんは、この意味での新しい社会人としての最後の戦士になる可能性があるのです。
 最後に、もう一度、本学の建学の精神を確認しておきます。
 本学は「道北宗谷地域に高等教育機関を」という道北地域住民の永年の願いの中で地域からの多大な支援を得ながら、1987年、稚内市に設立されました。開設にかかわる膨大な費用は、すべて稚内市と地域住民の方々に負担していただきました。2000年の四年制大学としての再出発に際しても、稚内市はその費用を全面的に援助し、北海道もまた財政的な援助を行いました。このような誕生の経緯から、本学は北海道で最初の「公設民営」校といわれています。本学は、いわば地域からの預かりものです。
 みなさんも、地域の支えでできた稚内北星学園大学を卒業するということの責任と誇りをもって卒業されることを願います。稚内市長を始めとする地域の来賓の方々、ご父母のみなさまへの心からの敬意とお礼をもって、私の式辞とさせていただきます。
卒業生のみなさん、本日は卒業おめでとうございます。

稚内北星学園大学 学長 佐々木政憲



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