Netscape について

WWWサーバーから情報を取り出すアプリケーションの元祖は Mosaic です。 しかし Mosaic 以外にも同じような働きをする「仲間の」アプリケーションが存在します。 その中の代表である Netscape を紹介しましょう。


なぜ Mosaic でなくてもいいのか?

Mosaic は、 インターネットでマルチメディア情報を読む場合の基本のアプリケーションです。 ユーザーに最も近い部分にあるので、 サービスは全て Mosaic が行っているように感じられます。
しかし実際には、データを管理しサービスの提供を行っているのは、 WWWサーバーです。 Mosaic の主な働きは、世界中にある WWWサーバーと通信を行い、 その情報をユーザーのために表示することです。 Mosaic と WWWサーバーという互いに独立したプログラムが通信し合うことで、 システムは構成されているのです。 WWWサーバーから見ると、通信相手は必ずしも Mosaic である必要はありません。 Mosaic と同じプロトコル(通信のルール)で、 情報を交換できるプログラムならサービスを提供することが可能です。

インターネットには、 さまざまな環境にあるさまざまなコンピュータが接続しています。 必ずしも Xウィンドウのシステムや UNIX が動いているとは限りません。 マシンや通信回線の能力に限界があり、 Mosaic のように大きなアプリケーションを実行したり、 大量な画像データを表示するのが困難な場合もあるでしょう。 このような場合には Mosaicに代わって、 もっと単純なアプリケーションが WWWサーバーから文字の情報だけを受け取るようにすれば便利でしょう。
あるいは逆のケースもあります。 現在の Mosaic の機能ではまだまだ不十分で、 もっと便利なアプリケーションが使いたいという要望も当然出てきます。

Netscape の誕生

「Mosaic より優れた機能」を持つアプリケーションとして、 さまざまなものが登場し現在も開発が続けられています。 それらの中でも最も広く知られ、評価が高いのが Netscape です。
Netscape が優れているのには理由があります。 実は Netscapeを開発した企業 Netscape社というのは、 Mosaic を開発した人達が独立して新たに設立した会社なのです。 ですからアプリケーション開発のノウハウも十分あり、 プロジェクトのスタートも真っ先に始まったというわけです。

Mosaic はワークステーションの Xウィンドウから普及しましたが、 PC用に移植されるころには既に Netscape が登場しました。 このため、PC向けのアプリケーションとしては、 最初から Netscape が利用されて います。おそらく Xウィンドウ上でも Netscape が Mosaic にとって代わる日が来るでしょう。


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