学長あいさつ 〜 斉藤吉広

地域の知の拠点として貢献し、少人数教育の強みを生かす

斉藤 吉広 学長 稚内北星学園は、1987(昭和62)年に稚内北星学園短期大学として誕生しました。そこに至る過程で先人の多大な努力がありましたが、その設立認可申請文書には次のような一節があります。

教育、文化機能の中核としての高等教育機関を整備することは、魅力ある地域社会を形成し、地域開発を促し、安定した生活と豊かな地域社会の創造を目指す当市の発展にとって極めて重要な意義をもつものである。

 したがって本学園はその出発当初から、いわば「地(知)の拠点」としての役割を期待されてきたということになります。


 2000(平成12)年に四年制大学として新たな出発を果たした際には、「最北端は最先端」のスローガンの下で<JAVA、C言語、ネットワーク>を中心に先進的なIT教育を実践しました。情報社会の高度化と複雑化に対応できる能力を備えた有為な人材を数多く輩出するとともに、レーザー光を用いたインターネット回線システムを地域に構築するなどの貢献も果たしました。
 そのうえで、2007(平成19)年、前佐々木政憲学長の下で、改めて“建学の精神”に則った組織やカリキュラムの再構築が行われ、「地域に貢献する人材の育成」という使命を果たすための改革を進めることになります。学ぶ内容として地域が抱える課題を対象とするというだけでなく、学ぶ方法として<街を教室>にしたアクティブラーニングに取り組むという面でも、地域志向が強化されていきました。
 同時に、地域の行政・経済界・各種団体・市民との地道な関係構築を重ね、稚内・宗谷地域との日常的な連携が深まっていきます。そしてそれは、地域の皆さんにとって“大学”が少しずつ身近な存在になっていったプロセスでもあったと思います。
 平成26年度には「地(知)の拠点」(COC事業、補助期間5年間)として文科省から選定されることになりましたが、それは上記のような地道な歩みがあったからこそでした。今後もCOC事業を一つの軸にして、地域の知の拠点としての教育・研究・社会貢献に全学的に取り組んでいきます。


 この間、本学と地域活動における学生の活躍には目覚ましいものがあります。例えば地域の教育力向上の面では、稚内市内大規模小学校4校で実施されている「放課後学力グングン塾」や利尻町、豊富町での夏休み勉強会での学習支援、猿払村と結んだ遠隔学習支援などに、教職課程に学ぶ学生が参加しました。
 まちづくりの課題では、映像作品やプロジェクション・アート作品の制作によって地域情報の発信やイベントの盛り上げに寄与したり、中心市街地でのイベントを企画・実行・援助したり、スマホで使用できる観光アプリの開発に取り組んだりしています。
 そうした学生の能動性を引きだす上で、小規模でありかつ教員一人当たりの学生数が少ないという環境が大いに力を発揮してきました。学生同士が相互につながりを持ちやすく、励まし合いながら学べます。また学生と教員の距離がとても近く、一人ひとりの学生の状況に応じた学習支援を行えます。学生と学生、学生と教員のそうした連携が“芽”となって、地域との連携に結実してきたと言えるでしょう。少人数教育は、個々人のスキルを向上させるために効率的であるということよりも、それがチームワークを鍛え、より広い関係に視野と行動を開かせる実践の場となるからこそ意味を持つものであると考えます。
 稚内北星学園大学は、“面倒見がいい”ということにとどまらず、信頼感の“素”を育み広く社会と関わっていける、自立する力を養っていきます。


 なお、稚内北星学園大学がこのような教育活動を続けていけるのも、日ごろご支援いただき、学生を温かく励まし続けてくださる地域の方々のおかげです。ここに改めて感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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2015年度卒業式式辞

2016年度入学式式辞

第1回COC全国シンポジウム 挨拶

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