稚内北星学園大学
Javaってなに?

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安藤友晴
情報メディア学部講師。担当科目:データベース論、ソフトウェア特論など。

J2EEとその関連分野に関心を持つ。

Javaプログラミングの講義を担当。学生にはプログラミングの楽しさを伝えたいと思っている。







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第1回


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第一回 Javaってなに?

みなさんはじめまして。今月からはじまるこの連載では、 Javaそのものや、Javaに関連するさまざまなことについてお伝えしていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。

まず第1回目では、「Javaって何だろう?」という話からはじめ、 「Javaがどういったところで使われているのか」「なぜ使われているのか」 ということについてお伝えしましょう。

●Javaってなに?
Javaは、コンピュータのプログラミング言語の1つです。 と言っても、ピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。

コンピュータの中では、プログラムが動いています。 みなさんのほとんどは、ご自宅や学校、 あるいは職場でパソコンを使っていることでしょう。 たいていのパソコンでは、Windows が動いていることと思います。 Windowsでは、「Word」で文章を書いたり、「Internet Explorer」 でホームページを見たり、また「Outlook」でこのメールマガジンを読んだりしていることでしょう。 この「Word」や「Internet Explorer」や「Outlook」が「プログラム」です。

さて、こうしたプログラムは、「プログラミング言語」というもので書かれています。 日本語や英語を使って文章が書かれるように、 プログラミング言語を使ってプログラムが書かれています。 そして、言葉には日本語や英語やフランス語などたくさんの言語があるように、 プログラミング言語にもたくさんの言語があります。

そのうちの1つがJavaなのです。

●いろいろなところにあるJava
この、1つのプログラミング言語に過ぎない Java が、IT業界では大流行です。 では、実際に Java がどのようなところで使われているのかご紹介しましょう。 みなさんも、どこかでJavaを利用しているかもしれません。

まず、Windows などのパソコンで使われています。 Javaで書かれたワープロや表計算などのプログラムがありますし、 ネットワークを利用するプログラムなどにもJavaで書かれたものが多くあります。 Windows だけではなく、Linux や FreeBSD などの Unix、 あるいはMacOS など、さまざまなオペレーティング・システム (OS) で動きます。 また、Webブラウザ上で動くプログラムである「Javaアプレット」もよく見かけます。

次に、インターネット上のショッピングサイトのシステムや、 企業の情報システムなどで利用されています。こうしたシステムでは、 利用者は、Webブラウザを用いてシステムにアクセスできるようになっています。 Webページは「サーバ」と呼ばれる種類のコンピュータに置かれており、 このサーバの中でJavaが動いているのです。 この場合、システムの利用者が直接Javaのプログラムを操作することはありません。 しかし、サーバの中でJavaのプログラムは、利用者が入力したデータを処理したり、 データベースにアクセスしたりしています。Javaは、 こうした処理がスムーズにできるように工夫されています。 いまJavaは、ここで挙げたようなシステムのほか、金融機関や企業間の取引などでも活用されています。

そして、携帯電話や家電製品などでも利用されています。 特に携帯電話では、NTTドコモの「iアプリ」、J-フォンの「Javaアプリ」、 auの「ezplus」は、すべてJavaで書かれたプログラムです。 ネットワークを利用したコミュニケーションやゲームなど、 さまざまな分野で活用されています。

●Javaの便利なところ
このように、Javaはいろいろなところで使われています。 それはどうしてなのでしょうか? その理由を見てみましょう。

まず、「インターネット時代に必要な機能が充実している」という点です。 Javaは、アメリカのサン・マイクロシステムズという会社によって開発され、 1995年に公開されました。ちょうど、Webページが注目を集め、 インターネットが広がりを見せはじめた頃です。 Javaは公開された当初から、 ネットワーク上で動くプログラムを簡単に作ることができました。 またネットワーク上でプログラムを安全に実行することもできるようになっています。 もちろん、ネットワークだけではなく、GUI (*1) や XML という形式のドキュメントを処理するプログラムなど、 最近のプログラムには欠かせない機能も一通り揃っています。

*1 GUI (グラフィカル・ユーザー・インタフェース) Windows などでお馴染みの、マウスなどを使ってウィンドウやボタンなどを操作するユーザー・インタフェース

第2に、「どんなコンピュータでも、どんな国・地域でも同じプログラムを使える」という点です。 Java は Windows や Unix, MacOSなどのさまざまな OS で、 プログラムを変更せずに動かすことができます。 これは当たり前のように思えるかもしれませんが、他の言語にはない特徴です。 またJavaのプログラムでは、 アメリカで作られたソフトウェアを日本語化するようなことが手軽に行えるように設計されています。 国や地域・使用する言語などに固有の情報を追加するだけでよいのです。

第3に、「文法が簡単で、使いやすい」という点です。 日本語や英語と同じように、プログラミング言語にも「文法」があります。 Javaの文法は、他のプログラミング言語と比べて、 すっきりとまとまっていて理解しやすくなっています。 また、Javaは「オブジェクト指向」という考え方で作られています。 そのお陰で、Javaに標準で用意されているプログラムや、他の人が作ったプログラムを、 簡単に自分のプログラムに組み込めます。 一度作ったプログラムを別の用途で再利用するのも簡単です。

●関連サイト

The Source for Java Technology
(http://java.sun.com)
・Java を作った、サン・マイクロシステムズ社の Java に関するサイト。 Java の総本山です。

Java:What's New (Javaに関する最新ニュース)
(http://www.gimlay.org/~andoh/java/javanew.html)
・安藤幸央さんによるサイト。筆者は毎日チェックしています。

稚内北星ビブリオン
(http://www.wakhok.ac.jp/biblion/index.html)
・本学情報メディア学部長・植田龍男による「Java入門」など、 Javaに関するさまざまな技術を学べます。



(連載 第二回は6/30発行予定のWAKHOK Newsletter に掲載予定です)

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