3.4.1 サーバ・クライアントモデル

現実のインターネット上のサービスの多くはサーバ・クライアントモデル という手法に従って作られています。メイルやウェブなどのサービスも そうしたサービスなのです。このサーバ・クライアントモデルとは、 簡単に言えば、サービスをする側のプログラム(サーバプログラム) と、サービスを受ける側のプログラム(クライアントプログラム) に分かれています。ウェブでは、ウェブサーバ(例えばアパッチ)に対して、 クライアントはブラウザと呼ばれるソフト(例えばIEやNetscape)です。 つまり、ネットワーク上のサービスにおいて行われる通信は、このような サーバプログラムとクライアントプログラム間の通信であり、アプリケーション 間の通信であると言えます。そして、今までの段階で与えられているのは、 そのようなアプリケーションが走っているホストまでの通信が保証されて いるだけなのであり、アプリケーション間の通信はまだ与えられていないこと が分かります。それを行うのが、トランスポート層の役割である訳です。

  1. P2P
    サーバ・クライアントモデルに対する新しいモデルが、ピアツウピア(P2P)の モデルです。P2Pでは、全てのホストは対等であり、サーバであると同時に クライアントとしての機能を持っています。従って、特別なサーバ用の ホストは必要としませんが、現在のインターネットの制約のために、自由に P2Pが可能な訳ではない点と、ネットワークに対する負荷が高い点が泣き所 です。



Noriyo Kanayama