4.1.3 クラスフルなルーティング

IPパケットが転送されていくネットワーク上の道筋を経路と呼び、 IPパケットをどこに送るかを決定することを経路制御(ルーティング)といいます。 つまり、ルーティングはクラスを用いて、ネットワーク部を取り出し、 それを自身の持つ表と照らし合わせて、送り先方向を決定することを意味します。 ここで問題になるのは、ネットワーク部には系統性がないために、中央ルータ などでは原理的には全てのクラスのネットワーク部に対するテーブルを持つ必要 があり、その情報自体が非常に大量であるということです。少し前にIPの危機 (IP crisis)が話題になりましたが、これはIPが足りないという問題だけでは なく、このルーティング情報の肥大化も問題となったのです。

ちなみに、ルーティング情報を静的(スタティック)に持つ方法以外に、動的に ルーティング情報を交換する方法があります。主な動的ルーティングプロトコル としては、サイト内部用に用いられる RIP,OSPF などと、サイト間で用いられる BGPなどがあります。



Noriyo Kanayama