5.1.1 リピータ

階層的には物理層で動作するネットワーク機器がリピータです。 最近は少なくなりましたが、シェアードハブはリピータの一種です。 シェアードハブは共有型なので、ネットワーク全体に全てのパケット を複製して送ります。通常、スイッチなどの場合も含めて、ハブと 端末の間の距離は100m以内でなければならないことが定められてい ます。また、シェアードハブは4段まででなければならないことに なっていますが、スイッチなどではそうした制限は明確にはありません。 なお、このシェアードハブが4段というのは、どの2点間を取っても 通過するハブは4台でなければならないという意味です。

シェアードハブは徐々に見なくなりつつありますが、その性質上 ネットワーク管理的にはあると便利なもので、トラブル時やセキュリティ上の 問題が生じた際にあるケーブルを流れるパケットを監視することが必要な 場合があります。高級なスイッチなど ではタップ機能と言うような、他のポートに流れているのと同じ パケットを流す機能がある場合もありますが、そのような機能がない 場合には、シェアードハブをつけることで応急的にはタップと同じ 機能を得ることができます。従って、手元にそうしたハブがある場合には、 最低1台は手元に残しておいた方が良いでしょう。

以上のようにシェアードハブは少なくなりつつありますので、もっとも 見る可能性の高いリピータ装置は、実はメディアコンバータでしょう。 たとえば、100BaseTXを 100BaseFX(光)に変換することで、100m以上の 距離を結ぶことが出来るようになります。また、Bフレッツでも光ケーブル で引き込まれた線は、通常100BaseTXに変換されて入ることになります。 以前は、このメディアコンバータは意外と高価だったのですが、普及と 共に近年は急速に値段が下がりつつあるようです。



Noriyo Kanayama