6.4 ICMP

IP のデータ転送メカニズム自体には通信の保証はありませんでした。また、上位の TCPなどのプロトコルには、相手との通信確立後の通信保証のメカニズムはありますが、 元々相手がいない場合や、相手との通信路に問題があった場合には対応出来ません。 つまり、ネットワーク層での通信障害を検知したり、通知するためのメカニズムが 必要とされており、これが ICMP (Internet Control Message Protocol)です。

ICMP は、ネットワーク層での実装ですので、必然的にポート概念はありません。 つまり、 ホストとホスト間(あるいはその間のルータ)との間に使われる通信メッセージです。 また、同時に、ICMPのメッセージ自体に異常があってもICMPは生成されません。これは、 ICMPメッセージが無限に増殖するような自体が想定されるために、そうならないように 禁止しているからです。





Noriyo Kanayama