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ファイルシステムとマウント

Unixでは全てのディスクやネットワーク上の記憶資源は一つのツリー構造の 中に展開される。ツリー構造は / を頂点として、枝分かれしており、 それぞれのディスク上のファイルシステムは全てこのツリー構造の中のどこかの 枝の中に組み込まれるようになっている。逆に、ディスク資源を利用可能に するためには、ツリー構造への組み込み作業が必要であり、これをマウント と言う。

現在のディスクの容量・空き容量やマウント位置は df コマンドによって知る 事が出来る。


    > df
    Filesystem    1K-blocks     Used    Avail   Capacity  Mounted on
    /dev/ad0s1a     99183      20439    70810    22%    /
    /dev/ad0s1f   3523142     377806  2863485    12%    /usr
    /dev/ad0s1e   1984479       2371  1823350     0%    /var
    /dev/ad0s1g   2927638    1976446   716982    73%    /home
    procfs              4          4        0   100%    /proc

ここで、第一フィールドの Filesystem はそれぞれのディスクのパーティションを 表している。Unixではディスク資源自体の管理もファイルシステムの中に組み込ま れており、そうした資源は全て /dev/ディレクトリで管理される。それぞれの 資源の区別は、FreeBSDでは adが IDE のハードディスクを意味し、次の 0 は IDEコントローラの番号、s1 がスライスの一番目(DOSではパーティションと呼ぶので 混乱しやすいが)、a,f,e の英文字がそれぞれのパーティションを表している。 BSD系では、通常、a パーティションは / に、bパーティションをプロセスの スワップ領域にとり、cパーティションはディスク全体を意味し、それ以降を通常の ファイルシステムに取るようになっている( procfs はプロセスファイルシステムという 特別なもの)。

この例では、それぞれのファイルシステムは簡単に / 以下の ディレクトリにマウントされ(マウントポイントという)、例えば ad0s1f/usrにマウントされている。

どのディスクのどのスライスをどこにマウントするかは、/etc/fstabに 記述され、起動時にその情報に従ってマウントが行われる。


    # Device          Mountpoint   FStype  Options    Dump    Pass#
    /dev/ad0s1b        none         swap        sw      0       0
    /dev/ad0s1a         /            ufs        rw      1       1
    /dev/ad0s1f         /usr         ufs        rw      2       2
    /dev/ad0s1e         /var         ufs        rw      2       2
    /dev/ad0s1g         /home        ufs        rw      2       2
    /dev/acd0c          /cdrom    cd9660    ro,noauto   0       0
    proc                /proc     procfs        rw      0       0

FreeBSDでは、これらのファイルはインストール時に自動的に生成されるので 自分で作成する必要はない。また、ディスクの増設時であっても、 /stand/sysinstallの Configure メニューにある Fdiskと Label メニューから半自動的に行う事が出来るので、管理者が考えなければならない のは、マウントポイントとパーティションの分け方だけである。もし、他の FreeBSDマシンで用いていたディスクを増設する場合であっても、Labelメニュー においてマウントポイントを指定するだけで良いので、ディスクの管理は比較的に 簡単である。



Noriyo Kanayama