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色々な DHCP の実装

フリーに利用可能な DHCP としては、以下のものがあります。

残念ながら、筆者は CMU DHCP は使用した事がありません。WIDE の DHCP は日本 で開発・保守されているだけに使い良いものですし、日本語マニュアルも完備 しているので初心の方には便利ですが、基本的には BSD 系でしか動きません。 というのは、DHCP の実装には、先に解説したことからマルチホームなサーバなど の場合ブロードキャストやインターフェースに対するコントロールが必要なのですが、 BSD には BPF (Berkley Packet Filter) と いうそのための仕組みがあらかじめ用意されていたのです。ISC DHCP や WIDE DHCP はこの機能を使って実現されているので(ISC は V2 で既に色々なシステム への移植のためのコードを含んでいるので、必ずしも正確ではないですが)、 BPF のないシステムへの 移植は大変なのでした。 特に、SystemVやそれに近いTCP/IPの実装を行っているシステムでは ブロードキャスト(all 1)を自動的に自分の所属するネットのブロードキャストに 直してしまうものがあり、そうしたシステムではDHCPそのもの が使えない事があります。

FreeBSD4.6R のパッケージの net カテゴリーには ISC DHCP v3 が用意されて います。

実は、ISC DHCP には V2とV3 があり、どちらを使うかは迷うところです。 V2 は既に開発を終了し、基本的には問題はありません。 一方、V3 は V2 に実装されていなかった新しい機能や、Dynamic DNSとの連携 など新しい機能が搭載され、ISC DNSと共に現在もまだ発展しつつあります。

ISC DHCP の詳細については、


              http://www.isc.org/dhcp.html
をご覧下さい。



Noriyo Kanayama