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10/100Base TP cat5 ケーブル

category 5 のケーブルでは、4対8本の銅線が撚られた(twist)状態で入っています。 Ethernet(10/100Base) で利用するのは、このうちの 4 線だけです。 残りの 4 線は電話に利用する事が当初考えられたのですが、ほとんど利用 されていません(器具、コネクタ類はあるそうです)。撚対線(Twist Pair) になっている 理由は、電磁場を打ち消すためで、4 対のペア自体も撚り対になっており、 比較的電磁場に強い構造になっていますが、あくまでもノンシールドである ので、決して万全ではありません。

ケーブルの自作は、非常に簡単で、材料も安いので、工具なども揃えておくと 便利です。必要な工具は、かしめ具(ケーブルとコネクタを圧着で結合させる ための道具)、ストリッパ(ケーブルを剥くための道具、カッターなどでも できる)で、部材としては、カテゴリー5のケーブルと、RJ-45 モジュラー コネクタが必要です。

通常、TP による接続では、送信と受信が別々のラインを通るようになっており、 電磁場の打ち消しのために、それぞれのラインをプラス側とマイナス側2本で 構成しています。そのために全体で4本の芯線が用いられるわけです。 次の図は、RJ-45 モジュラーコネクタの図で、ピンは8本あります。図で 右から順に1番から8番までで、ストレートケーブルの場合、 それぞれ接続する芯線の色が標準工程では決まっています。

それぞれの芯線の役割や色との対応は次の表(TIA/EIA 568B)のようになっています。

ピン番号 役割 カラー
1 送信 (+) White( pair of Orange )
2 送信 (-) Orange
3 受信 (+) White( pair of Green )
4 None Blue
5 None White( pair of Blue )
6 受信 (-) Green
7 None White( pair of Brown )
8 None Brown

(TIA/EIA 568A のカラーコードでは、Green pair と Orange pair が交換されます。)

ストレートケーブルでは両端が共にこの配列になっています。

一方、クロスケーブルはハブとハブや、コンピュータとコンピュータを結ぶ場合に 利用し、基本的には送信と受信が逆になるように作成しなければなりません。つまり、 ケーブルの片側のコネクタにおいて上の表の 1,2 と 3,6 のケーブルが逆になる ように作成する訳です。但し、近年ではハブに Uplink と表示された受け口 があり、これは内部的に結線がクロスになるようになっていますので、この場合は クロスケーブルを作らなくとも、ストレートケーブルのままでハブとハブを 接続することが出来ます。

実際のケーブル作りでは、皮膜は 3cm 位余分に剥き、コネクタに一度差し込んで みてから、余分な芯線を切り落としていくとうまく行きます(慣れてくると、一度で 出来るようになりますが)。規格としては、撚りを ほぐすのは 12.5mm までなので、1cm 程度に押えるようにしないといけません。 また、RJ-45 コネクタの根本には、ケーブルをくわえ込むための突起があり、 かしめ具で圧着すると、その部分の突起が皮膜ごとケーブルに食い込んで ケーブルをしっかりとホールドするようにできています(つまり、ケーブルの 皮膜を剥くのは最小限にして、この突起が皮膜にかかるように作らなければ なりません)。 従って、かしめ具で締める際に、 芯線の部分への圧着だけではなく、その部分にも気を使い、力を込めてしっかりと 締める必要がある。この部分の締め方が弱いと、圧着された芯線と端子だけで とまっている状態になり、接触不良を起こす可能性があります。

マーフィの法則により、可能性のあることは必ず起こります。そして、 ネットワークトラブルの大半は実はケーブルトラブルなのです!

参考
http://www.wakhok.ac.jp/~kanayama/system/UTP5.html



Noriyo Kanayama