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IPアドレス

ネットワークで、最も重要なアドレスが、ネットワーク層の IPアドレスで、4byte , 32bit のアドレス ( IPv4 ) です。 このアドレスは、本来は、JPNIC から、正式に 取得すべきものですが(国際的にはICANN,APNIC が管理しています。 また、プロバイダで保有している場合もあります)、 外部のネットワークと接続しないならば、 各サイトで自由に設定しても構いません (逆にネットワーク接続をするならば、必ず取得しなければなりません)。

  1. プライベート・アドレス
    しかし、最近では、こうしたネットワーク接続していないサイトに対しても 次のプライベート・アドレスが推奨されています (詳しくは、JPNIC から資料が配布されています RFC1597)。 これらは自由に使うことが許されていますが、決して外部にこの IP アドレス を流さないようにしなければなりません。 こうしたプライベートアドレスのネットワーク から Internet へ接続するためには、NAT (Network Address Translator)が使われ ます。NAT では、ある IP address から別の正式な IP address への変換を行います。 更に、IP masquarade とか NAT+ などという名前で呼ばれる、単一の Internet address への変換などもあります。NAT は基本的には、トランスポート層でのパケットの変換 を行いますが、ftp などのようにアプリケーション層で IPアドレスを送受信する場合もあるので、 一部アプリケーション層での変換も含まれています。

IPアドレスは、「192.9.200.10」のように、各バイトを10進であらわし、 ピリオドで区切って表現します。

Internet では、第1バイトの 1bit 目が 0 で、 残り 7bit が netid であるネット ワークをクラス A としています(0-127)。 従って、クラス A のサイトでは、 第2バイト以下のアドレスを自由に割り振る事が出来ます。 同様に、1bit 目が 1, 2 bit 目が 0, 残り 14 bit が netid である ネットワークをクラスB としています(128-191.xxx)。 従って、クラス B のサイトでは、第3、第4バイトの 16 bit を hostid に割り振れます。 最後に、先頭の 1,2,3 bit が、1,1,0 で、残り 21 bit が netid であるネット ワークをクラス C としています(192-223.xxx.xxx)。 従って、hostid は、8 bit(256) ありますが、 それらすべてをマシンにすべて割り振れるかというとそうではなく、 255 はブロードキャストに、0 はネットワーク自体に用いられるので、 ホストの指定に可能なアドレスは、クラスCの場合254 個です(この規則は サブネットでも同じです。従って、必ず2を引いた数がホストに割り振れる数 になります)。 その他に、クラス Dはマルチキャスト用で、先頭が1110になります(つまり、 マルチキャストのマスクは4bitです)。最後に、クラス E がありますが、 クラス E は予約されたクラスで、一般には使用禁止です。

最近では、このアドレス資源が枯渇しつつあり、特別な事情が無い限り、 クラス C しか取得する事は出来ません。 複数のクラス C のアドレスを取得する事は規模によっては可能ですが、 現在の状況では難しくなりつつあり、これらのIPv4資源も 2004年には枯渇すると言われています。 従って、現在の主な割り当ては、CIDR (Classless Inter-Domain Routing) を用いた割り当てがされるようになってきています。

ホスト名とIPアドレスの対応をローカルに決めるファイルが、/etc/hosts です( DNS での管理もあります)。 このファイルは、/etc/passwd , /etc/fstab 等とならんで、 システム管理上基本的なファイルの一つです。





Noriyo Kanayama