next up previous contents
Next: ハブホストに集中、内側は直接配送の設定 Up: mail の設定 Previous: メイルのヘッダー

メイル環境の設計

先に述べたように、メイルの設定を行う前に自分のサイトのメイル環境の 設計をしなければならない。非常に大きなサイトでは、全てのユーザーの管理を 行わず各部門に管理を任せている場合もある。このような場合は、むしろメイル 環境の設計は簡単で、内部再配送もせずに済ませても良いくらいである。 しかし、多くの場合、ユーザー管理は集中して行っており、複数のマシンが 存在しているだろう。 そのような場合、自サイトのすべてのマシンへメイルが配送されるのは好ましく ない。何故ならば、それらすべてのマシンのメイル環境を管理しなければならなく なるからである。従って、メイルをスプールするマシンは適度に少なくする事が 望ましい(匙加減が難しいのだが)。よって、すべてのマシンが DNS によって 管理されており、更に複数のメイルスプールを設定する場合について具体的な 設定を解説することにする。ここで想定しているのは、メイルはドメイン名宛 に届くものとし、内部で再配送を行うものとする (内部再配送を行う方が、ネットワーク変更の際に混乱が少ない)。

更には、プライベートアドレスを使用している場合で、ある程度の規模がある 場合には、内側の DNS と外側の DNS をたてるような設計もあり、そのような 場合のメイルの配送の設計の問題もあるが、現在ではむしろDNSのところで 取り上げた allow-queryや更にはview を用いて、外と中を 分離した DNSを作る事ができるので、全てを DNSで処理をしても問題なく運用が可能になっている。 従って、特別な内部用DNS (自分自身がルートネームサーバであるようなタイ プ)の必要性はない。 つまりは、DNS に起因するメイル設計の問題もなくなり、様式化した 設定で十分対応出来るように成って来ているのが現在であると言える。 (とは言え、複雑なアドレス書き換えはやはり Postfix には難しいので、 そうしたアドレス書き換えが独自かどうかが、選択の基準になるだろう。)





Noriyo Kanayama