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3.1.2 グローバルアドレスの構成

リンクローカルアドレスはIPv4のMACアドレスに相当しており、グローバルアドレスが IPv4のグローバルアドレスに相当していると考えると良いだろうが、IPv6では グローバルアドレスを取得するための自動化プロセスが確立している。その仕組みは、 IPv6集約可能グローバルユニキャストアドレスの構造自体に起因している。

\epsfile{file=agg-v6-addr0,scale=0.7}

ここで、インターフェースIDは同じインターフェースのリンクローカルアドレスを 使えば既に重複アドレスは無いことが分かっているので、問題ない。従って、 問題はプレフィックス(/64)なのであるが、ここでのプレフィックスは実は同じ リンク内(セグメント内)では同一であるので、どのノードからでも良いが、グローバル アドレスの入ったパケットを受信することが出来れば、プレフィックスを知ることが 出来る。

こうした目的のために、ルータは定期的に ICMPv6 のルータ公告メッセージ ( Router Advertisement message: RA)をネットワークに流すようになっている。 これは全ノードマルチキャストを宛先とし、送信元アドレスに自身の集約可能 グローバルユニキャストアドレスが入っているので、このメッセージはリンク内 の全ノードが受信することになっている。これは、まだグローバルアドレスを 持たないリンクローカルアドレスのみを持つインターフェースでも同じであるので、 目出度くプレフィックスを知ることが出来る訳である。

\epsfile{file=agg-const-addr}

なお、もしRAメッセージが流れてこない場合には、ホストはルータ要請メッセージ (Router Solicitation message: RS)を全ルータマルチキャストアドレス(FF02::2)に 向かって流すことが出来、RSを受け取ったルータは直ちにRAを流すようになっている。

また、RAメッセージからデフォルトルータをホストは設定するようになっている。



Noriyo Kanayama