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3.2.2 マルチキャスト機能

マルチキャストアドレスの管理のために、IPv4ではIGMP(Internet Group Multicast Porotcol)として定められていたものを取り込んだのが、ICMPv6 MLD(Multicast Listener Discvery)です。 主に、マルチキャストグループの問い合わせや、報告、終了などの メッセージがサポートされています。IPv4では、マルチキャストに参加している ノードにのみ該当するマルチキャストストリームを流すために、L3スイッチ(あるいは ルータ)がIGMP機能をサポートし、L2スイッチがIGMPスヌープ機能をサポートしている 必要がありました。IPv6でも同じように、L3スイッチはIPv6の定義上サポートして いなければなりませんが、L2スイッチがMLDスヌープ機能を有していなければなりませ んので、注意が必要です(あるいは、イーサネットマルチキャストをブロードキャスト と同じように全ポートに流すかのどちらかでなければならない)。

  1. Multicast Listener Query
    マルチキャストを受信しているか否かの調査や、受信しているマルチキャストの 調査のための問い合わせに用いる。

  2. Multicast Listener Report
    受信をしているマルチキャストアドレスを報告する。ノードがマルチキャスト を受信するためには、このレポートを出さねばならない。

  3. Multicast Listener Done
    マルチキャストの受信を終了するときに出さなければならない。

つまり、IPv6では、重複アドレス検出(DAD)においてもマルチキャストを使用するので、 他のノードのDADの可能性に先だって、重複がないことを確認した自ノードの アドレスに対応する要請ノードマルチキャストを受信するために、Multicast Listener Reportの ICMPv6 MLDパケットを出すことになる点に注意しなけれ ばならない。



Noriyo Kanayama