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4.1.3 Router Solicitation

通常、ステートレスの設定は、ルータから出される RA (ICMPv6 の Router Advertise)メッセージを受信することでなされます。RAメッセージは、 全ノードマルチキャストで出されますので、リンクローカルが動作している インターフェースならば必ず受信できる筈です。(逆に、RAを受信できない ならば、RAが送出または配信されていないか、 あるいはリンクローカルが設定されていないことになります)。

RAメッセージは定期的に送出されることになっていますが、それを待てない 場合には、FreeBSD では手動でRS(Router Solicitation)メッセージを送って RAメッセージを促すことが出来るように、rtsol コマンドが用意されています。 rtsol コマンドはオプションに -a 、あるいはインターフェース名を指定し ます。-a を指定した場合には全てのインターフェースを調べて動作します。

     # rtsol  fxp0

もし、IPv6を稼動させているマシンがノートなどで、頻繁に場所が変わる場合には、 rtsol のデーモン版が使えます。

     # rtsold fxp0

なお、今のFreeBSDの設定では、このrtsold を自動で動かすオプションはありません (rtsolは自動でインターフェースの設定時に動きます)。従って、デフォルトでは、 ノートなどには対応しておらず、手動でrtsolを動かすことが必要です。また、 ステートレス自動設定は基本的には単一インターフェースのホストを考えており、 複数のインターフェースを持つv6ホストの場合には色々と面倒なことがあります( rtsol自体は動きますが)。

ここで注意するのは、RSメッセージはルータでないホストが出すものであり、もしも、 v6ルータとして利用しようとするならば、rtsol を動かしてはいけません。 しかし、一方、ルータであるならば、RAメッセージを出さなければなりません。 RAメッセージを担当するのは rtadvd で、以下の値を /etc/rc.conf に設定する ことで立ち上げ時に自動的に設定されます。 どのインターフェースでRAを出すかを設定することも出来ますが、何も指定しないと 自動的に検索して全てのインターフェースを対象にするので、通常は指定しなくて かまいません。

# IPv6ルータの場合には /etc/rc.conf に以下を追加
ipv6_gateway_enable="YES"
rtadvd_enable="YES"



Noriyo Kanayama