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6.2.3 FreeBSDのカーネル構築

カーネル(kernel)とは、UNIX の OS 自体の核となる部分であり、常にシステム の中で動いているプログラムである。その役割は、プロセス(動いているプログラム) の割り当て、メモリの割り当て、ファイルシステムの提供、例外処理などのプログラム が動作するための環境全般を提供する特別なプログラムである。

FreeBSD では、このカーネルは自分の欲しい環境に合わせて自由にカスタマイズ 出来るようになっており、通常のシステムに比べ、簡単な手続きでカーネルを作り 直す(再コンパイル)事が出来るようになっている(これをカーネルの再構築という)。

インストールの際に、カーネルデベロッパを選択した場合、このカーネル再構築 に必要なカーネルのソースや環境がインストールされるようになっており、ユーザ はコンフィグファイルと呼ばれるファイルを設定するだけで、自由にカーネルに 組み込むモジュール(部品)を選択する事が出来る。

カーネルの再構築が必要な理由としては、標準では用意されていない(標準で 用意されているカーネルは、GENERIC kernel である)機能を用意する場合や、 不必要なモジュールを取り除く事でカーネルのサイズを小さくし動作を早く する(使われないモジュールがあるとメモリを無駄に消費するし、無駄な判定 や判断があると動作が遅くなる)などが挙げられる。

例えば、ネットワークを保護するための Firewall (防火壁)を作る場合や、 ダイアルアップで接続されるダイアルアップサーバを作る場合などは、この カーネル再構築が必須である。

現在では伝説となっているが、FreeBSD を使ってフロッピーベースで動くルータなど を作る事も出来る。





Noriyo Kanayama