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7.3.2 zebraの設定

zebraの役割は、カーネルのルーティングテーブルを維持し、異なる ルーティングプロトコル間のルーティング情報の交換を支援し、 インターフェースの状態を監視し、それを告知することにあります。 従って、複数のプロトコルを動かさない限り、zebraに設定する内容は ほとんどないと言って良いでしょう。

以下はzebra.confの例です。
! Zebra configuration
!
hostname pc2f001
password zebra
enable password zebra
service password-encryption
log file /var/log/zebra.log
!
interface fxp0
 multicast
!
interface fxp1
 shutdown
!
!ip route 0.0.0.0/0 202.11.98.30

  1. !
    コメントですが、一桁目にある時のみ意味を持ちます。
  2. hostname
    zebra のホスト名です。
  3. password
    view モードのパスワードです。 設定がないとターミナルが使えません。
  4. enable password
    特権モードのパスワードです。
  5. service password-encryption
    生で書いたパスワードを暗号化します。 今の場合には、一旦ターミナルに入って、write をしないと暗号化パスワードが 設定ファイルに書き込まれません(つまり生パスのままです)。
  6. log file
    指定したファイルにログを取ります。
  7. interface
    ホストのインターフェースを列挙します。別に何も指定 しなくても、一度起動してから write すると勝手に書き出してもくれます。 これが必要なのは、あるインターフェースを止めておいたり、マルチキャストを 使わないように設定したりする場合です。
  8. shutdown
    インターフェースの欄にあると、そのインターフェースを 落します。
  9. ip route
    デフォルトルーティングを static に設定し、それを ルーティングプロトコルに再配布したい場合に指定します。例えば、外部への 出口が決まっている場合に、これを設定し、同時に ripd, ospfd などでこの static を 再配布(redistribute)する場合に用います。 但し、/etc/rc.conf などで先に static routing を設定するのか、 zebra から設定するのかは良く考えないといけません。

RIPを設定せずに、zebra.conf のみを上の通りに設定して、Zebra を動かすと、静的ルーティングのみをカーネルに設定します (ip route の行のコメントを外した場合には)。



Noriyo Kanayama