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8. OSPF

前の章で、距離ベクトル型の概略とその代表であるRIPについて学びました が、その距離ベクトル型に対抗する今一方のアルゴリズムがリンク状態型です。 リンク状態型は一言で言えば、各ルータのつながっている状態(リンク状態) の情報を全てのルータが知っているという方式です。つまりは、全ての ルータはネットワークの構成を知っている訳ですから、どこかのリンクが 落ちた場合には、距離ベクトル型とは違い、自ら持っている情報に基づいて 代替経路を割出すことが出来ます。このような特徴のために、リンク状態型 は距離ベクトル型に対して、非常に早い収束性を持っており、スケーラビリティ に優れていると言われています。リンク状態型に分類されるルーティング プロトコルとしては、OSPF(Open Shortest Path First)やIS-IS(Intermediate System-to-Intermediate System)などが挙げられます。 一方、そのアルゴリズムはかなり複雑ですので、リンク状態型を説明する 代わりにOSPFではどうなっているかを次の節で見て行くことにしましょう。





Noriyo Kanayama