next up previous contents
Next: I.1.1 sendmail.cf との関係 Up: I. メイリングリスト Previous: I. メイリングリスト

I.1 FML の導入

最新バージョンや詳しい解説などは、以下の所から入手できます。

http://www.fml.org/
残念ながら、パッケージはありませんが、解説が日本語で書かれています。 このページと付属のドキュメントを読めば終わりなの ですが、結構量があるので、ここでは簡単に説明するに留めます。 (最新バージョンは4.0.3 ですが、本章では 3.0.1 で解説をしています 4系統は3系統に機能の追加がされていますが、基本は変わっていません)。

最初のファイルを展開 すると、以下のようになります。

pcss01:/home/test/fml-3.0.1> ls
usr/localALL.en      README.en       cf              doc             libexec         module          src
usr/localALL.jp      README.jp       contrib         drafts          makefml         ntinstall.cmd   sys
Makefile        bin             databases       etc             messages        sbin            www

doc/ 以下に解説がありますが、README.jp, usr/localALL.jp に 概説があります。 usr/localALL.jp にインストール方法が書いてありますが、 perl スクリプトによってほとんど自動化されています。

しかし、その前に、FML をインストールするディレクトリを決めなければなりません。 同時に、メイリングリストを誰の手で管理するかという事も考えないといけません。 管理者が一人ならば、自分のアカウントで走らせるだけで十分でしょう。 複数で管理する場合などには、専用のアカウントを発行したりする必要があるかも 知れません。もっとも、FML では、メイルを使って管理する事も出来るので、 最初から大勢の人が色々なメイリングリストを立ち上げるのでない限り、自分の アカウントでも動かす事ができます。usr/localALL.jp では、専用のユーザを作る方法が 紹介されています。 ここでは、/usr/local/fml にユーザ fml, グループ fml でインストールするものとします。

まず、/etc/group に以下の行を追加します。

group:*:1000:

次に、ユーザ fml を登録します。

# adduser
Username: fml
Full name: fml mailinglist
Uid (Leave empty for default): 
Login group [fml]: 
Login group is fml. Invite fml into other groups? []: 
Login class [default]: 
Shell (sh csh tcsh zsh rzsh bash nologin) [sh]: csh
Home directory [/home/fml]: 
Use password-based authentication? [yes]: no
Lock out the account after creation? [no]: yes
Username   : fml
Password   : <disabled>
Full Name  : fml mailinglist
Uid        : 1002
Class      : 
Groups     : fml 
Home       : /home/fml
Shell      : /bin/csh
Locked     : yes
OK? (yes/no): yes
adduser: INFO: Successfully added (fml) to the user database.
adduser: INFO: Account (fml) is locked.
Add another user? (yes/no): no
Goodbye!

なお、ここではアカウントをロックしていますが、root は su コマンドで fml ユーザとして作業は可能です。root 以外のfml管理者が作業する場合には ロックせずに、パスワードを付与する必要があります。但し、fml には メイリングリストの管理人がメイルで管理する方法もありますので、どういう 運用規則で管理するのかによってここの設定は異なります。

次に、ディレクトリを作成し、属性を設定しておきます。

    # mkdir /usr/local/fml /var/spool/ml
    # chown fml:fml /usr/local/fml /var/spool/ml

次に、FML をこの用意したディレクトリにインストールします。 これは、管理をする一般ユーザ(fml)の権限で行ないます。

    # su fml

    % ./makefml install

でインストールできますが、パスが通っていない場合などには直接 perl を指定 して下さい。

   /usr/bin/perl makefml install

上のように perl スクリプトを動かすと、 必要な場合には質問がされます。ファイルはほとんどの場合、そのままリターン を押して、デフォルトのままで良いでしょう。 今の場合には、実行ファイルの置き場所なども全てデフォルトで良い でしょう。

unshift(@INC, /home/kanayama/fml-4.0.3/src)
---NOT USING configuration file (for the first time)

   THIS HOST (dns.kana.wakhok.ac.jp) IS [i386-unknown-freebsd5.3]

   ---Please Define Your Fml System Configurations

   Personal Use or ML-Admin-Group-Shared or fmlserv you use? 
   Personal, Group, Fmlserv (personal/group/fmlserv) [personal] 

   DOMAIN NAME               [tokyo00.wakhok.ac.jp] 
   FQDN                      [dns.tokyo00.wakhok.ac.jp] 
   EXEC FILES DIRECTORY      [/usr/local/fml] 
   TOP LEVEL ML DIRECTORY    [/var/spool/ml] 

   Language (Japanese or English) [Japanese]

日本語と時間の選択はそのままリターンをし、 最後にインストールの確認が出てきます。ディレクトリなどをもう 一度確認してから、

Language (Japanese or English) [Japanese] 

TimeZone (TZ: e.g. +0900, -0300) [+0900] 

  --- summary ---
      DOMAIN: tokyo00.wakhok.ac.jp
        FQDN: dns.tokyo00.wakhok.ac.jp
    EXEC_DIR: /usr/local/fml
      ML_DIR: /var/spool/ml
    Language: Japanese
    TimeZone: +0900

05/02/23 13:32:35 makefml::mkdir /usr/local/fml/.fml (fml)

The current configuration is saved in /usr/local/fml/.fml/system

---Install the Fml system to /usr/local/fml. (y/n) [n] y

y を選択してください(デフォルトは n ですので注意してください)。 様々なファイルをコピーするので少し時間がかかります (fml の権限で行っているので、man のコピーなどには失敗します。必要なら 手動で doc/man/fml.8 などはコピーします)。





Noriyo Kanayama