Unix では、システムを管理する特別なユーザをスーパー・ユーザと 呼んでいます。スーパー・ユーザは root とも呼ばれます。 root は勿論 Unix ファイルシステムの根の部分を指す言葉ですが、 Unix ではこれをシステムに対して全権を持ったシステム管理者の ログイン・ユーザ名として使うという習慣があります。
システム管理者の役割には、システムで利用可能なサービスやコマンドの 管理、ユーザの管理、ファイルシステムの管理、ハードウェアの管理 などがあります。 これに対して、ネットワーク管理者は全体の管理という事になり、 ネットワーク管理者の方が上にあるような印象がありますが、ネットワーク はサービスのためにある訳で、サーバから切り離して考える訳には行きません。 そうした意味で、システム管理者がどういうサービスをすればユーザの利益 に叶うのかという点を常日頃考える事は重要です。サービスの形態を 工夫して、管理しやすく、便利なシステムは同時にそれを更に可能とする 、あるいはより良くするネットワーク設計へと反映されていくからです。
このようにシステム管理者は、非常に大きな権限と重い責任を持って います。システム管理者のミスがユーザに与える影響は非常に大きいために、 常に自分の行っている行為を確認しつつ、注意深く行う習慣を見に付ける と同時に、ユーザの不満や潜在的な要求にも日頃から留意するように しなければなりません。