インターフェースにIPを割り振っても、そのIPとインターフェース名にはまだ 関連が付けられていません。ネットワーク上で、名前を解決する方法には DNS, NIS, ローカルデータベースなどの方法がありますが、サービスが 可能になっていない時点で参照されるのはローカルデータベースです。 従って、ローカルデータベースには最低自分のインターフェース名の 登録は行っておかなければなりません(NISなどのサービスを受ける 場合にはNISサーバも付け加えた方が良いでしょう。但し、NISサーバも DHCPから取ってくる場合は別ですが)。 但し、DHCPでIPを取得している 場合に名前をどうするかは問題です。標準では、hostname コマンドに よってホスト名は設定されますが、/etc/hostsファイルは更新されません。 また、DHCPによって名前が振られなかった場合の問題もあります。
ともあれ、各マシン上のローカルデータベース は慣習的に /etc/hosts ファイルになっています(これはどのUnixでも 同じです)。
/etc/hosts において注意するべき点は、その他の名前解決の手段と矛盾が 生じた場合です。通常はこうした相違があってはいけませんが、名前 解決の順序などを理解した上で、わざと矛盾した内容を記述するダーティ なテクニックもあるので注意してください。
/etc/hosts ファイルは、IPアドレスとホスト名及び別名からなり、 次のような形をしています。
127.0.0.1 localhost localhost.tokyo01.wakhok.ac.jp # 192.168.0.1 myname.tokyo01.wakhok.ac.jp myname 192.168.0.2 other1.tokyo01.wakhok.ac.jp other1 192.168.0.3 other2.tokyo01.wakhok.ac.jp other2 |
例えば、192.168.0.1のIPアドレスに対するマシンの正式名称が myname.tokyo01.wakhok.ac.jp ですが、3番目以降のフィールドには 別名を定義出来、今の場合は myname が別名になっています。 最初の 127.0.0.1 は特別なIPアドレスで、ループバックアドレスと言い、 常に自分自身を意味します。最近の傾向としては、第2フィールドの 正式名称には FQDN(Full Qualified Domain Name)を付けるようになって 来ています(理由は色々ありますが、一つにはmailとの関係があり、 それについてはmailの章で学びます)。
localhostの最初にはデフォルトで以下のように設定されています。
::1 localhost localhost.my.domain 127.0.0.1 localhost localhost.my.domain |
127.0.0.1 localhost localhost.tokyo01.wakhok.ac.jp ::1 localhost localhost.tokyo01.wakhok.ac.jp |
my.domain を自分のドメイン名に書き換えて置きましょう。