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3.4 動的ルーティング

動的なルーティングを可能にするプロトコルには様々なものがありますが、 主なものとして、内部ルーティング用にはRIP,OSPFが、外部ルーティング用には EGP,BGPなどが利用されます。 内部ルーティングでは、このうちRIPが良く用いられ、多くのルータが対応して いますが、15 個を越えてネットワーク・セグメントを伝達することは出来ませ ん(RIP の改良である RIPv2 でもこれは同じです)。また、経路情報が確定する まで(これを収束と言います)が非常に遅いという欠点があるので、構成機器が 少ない小規模ネットワーク用であると言えます。ある程度の規模のネットワーク ではRIP の欠点を改善した OSPF(Open Shortest Path First)を用いた方が良いで しょう。特に、OSPFは収束性が良く、回線故障時の回避、復旧、複数経路の ロードバランシングなどに見るべきものがあります。 FreeBSDでは、routed がRIPを用い、Zebra がRIP,OSPF,BGPなど多くの プロトコルに対応しています。

しかし、動的ルーティングは制御の負荷が高いので(RIPは特にネットワーク負荷が 高くなる傾向にあり、OSPFはCPUへの負荷が高い傾向がありますが、今のCPUなら ばOSPFの方が良いでしょう)、 静的ルーティングをうまく使い、動的ルーティングを極力最小限度に保つのが ポイントです。

更には、ドメイン間でのルーティング方法は現在急速にIPv6への対応が進んでおり、 BGP(Border Gateway Protocol)などの IPv6 への実装もされています。



Noriyo Kanayama