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5.1.3 DNS と Mail

メイルシステムは一般に host name の IP address を解決するために DNS を参照する。しかし、DNS には自分のサイトの IP address テーブル以外に メイルに関して重要な情報を提供することが出来る。これは、MX レコードと呼ばれ、 メイルの受け取りにおけるドメインマスターを指定しておくことが出来るようになって いる。 これによって、 ドメイン・ネームのみのメイルを指定したマシン上で受け取る事が可能になる。 勿論、内部で再配送する必要があるのだが、受け取りを一つのマシンに集中することに よって管理の手間を大幅に減らすことが出来る。また、MX レコードには複数の ドメインマスターを指定することが出来るので、プライマリのドメインマスターが 保守点検などで停止中もメイルサービスは停止することはない(勿論、 プライマリのマシン上にスプールがあるユーザーにとっては別だが、その場合でも セカンダリのマスター上のキューにたまるので、マシンの復旧と共に配信される ことになる)。

参考
MX レコード自体は、ドメイン自体に設定することも、マシン名 (FQDN)にたいして設定することも出来ますが、マシン名にたいして設定するのは あまり感心しません。マシン名にたいして設定しても、そのマシン宛の SMTP コネクションを他の MX レコードに指定したホストに回すことが出来るだけです。 プロバイダーの中には、内部メイルサーバと外部の受け口を分離するために、 この機能を使っている場合もありましたが、本質的にはサブドメインを作り、 内側と外側の DNS を別個に立てて対応すべきでしょう(あるいはBIND9の view機能などを使う)。 また、CNAME に対して MX レコードを設定してはいけません。これは、RFC 的に 間違った設定です。



Noriyo Kanayama