IMAP4 について

IMAP4 (Internet Message Access Protocol) は、言わば SMTP がメイルの送付に関するプロトコルであるのに対して、受信したメイルへのアクセスプロトコルである。こうしたプロトコルとしては、POP (Post Office Protocol) が有名であるが、POP は基本的にはローカルにメイルをダウンロードする事を目的としているためにサービスとしての透過性に問題がある。IMAP4 では、サーバにメイルを置いたまま様々な操作が可能になっている点に特徴がある。そのために、異機種が混在するような環境でも透過なサービスを提供する事が出来る。つまり、ユーザーがあるマシンからメイルにアクセスし、メイルを整理してもそれはサーバ上で行われるために、別のマシンからアクセスしても同じ環境にアクセス出来る訳である。

現在、フリーのサーバとしては、Universtity of Washington IMAP4 (UW IMAP4) と CMU ( Carnegie Mellon University) の IMAP4 (Cyrus) がUnix 上では利用出来るが、Cyrus はデータベース形式などが独自であり、将来的には有望であるが、過渡期を意図したものではない。

一方、UW IMAP4 は、フォルダ形式に UNIX mbox 形式が使える点などで、従来の Unix application との親和性が高いが、ユーザーのディレクトリ全体をアクセス可能としているために、誤った操作などをユーザーが行う場合がある。

そこで、金山は UW IMAP のソースに hand patch を当てて、$HOME/xxx にしかアクセス出来ないように変更し ( OS は unix だけ)、 本学で運用している。
 
 

設定は、4.1BETA の場合にはimapd.conf に、

とし、4.2以降 の場合には c-client.cf に のようにしてください( toolkit 以下の番号が、それぞれ違うので注意してください)。オプションをこのように設定した場合にのみ、$HOME の代わりに、$HOME/xxx をホームディレクトリとして扱うようになります。但し、このオプションで指定する場合、必ず /xxx のように '/' を頭に入れてください。$HOME の後ろに単純に連結しているだけですので。

一応、うまく動いていると思いますが、あまり真剣にテストしている訳ではないので
何かバグがあるかも知れません。

src/osdep/unix/ で、以下のパッチを当ててください。

UW IMAP4 4.1BETA (v10.173) へのパッチ

UW IMAP4 4.2 (v11.237) へのパッチ

UW IMAP4 4.6BETA (v12.254) へのパッチ

注意 4.2 に上記パッチを当てると、mbox も指定したディレクトリの下のものを見ます。互換性を重視する    場合には、ユーザのシェルスタートアップスクリプトで、MBOX 変数を設定した方が良いでしょう。

    例 setenv MBOX ~/Mail/mbox

 


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