02-01-010 伊東 洋佑
最近テレビというものが物凄くいい加減なものだという事をメディアリテラシーの授業を受けて一層わか
ってきた。子供の頃はなんの疑いもなしにニュース番組やバラエティ番組など様々なジャンルの番組を見て
きて、そしてテレビが大好きだった。その理由としてまずテレビは無料だ。お金を出さなくても気軽に自分
を楽しませてくれる。最新のニュースも知ることができる。スポーツを観れる。音楽も聴ける。なんという
ありがたいものだのだろう。娯楽、最新のニュース、映画、天気予報、英語、イタリア語、ロシア語、ハン
グル、地理、歴史、物理、数学(ここら辺はNHK教育のほとんどだが)。あらゆるジャンルをカバーしてくれ
るテレビ。自分にとってテレビはなくてはならない存在だったのかもしれない。まさに完璧なメディアだっ
たのかも。(あくまでも自分にとってだが・・。)
最近のテレビを見ていて感じるのは不要な情報を流しまくっていることだ。別に知りたくもない情報をイ
ンスタント的に垂れ流す。低俗な芸能ニュースやスポーツ情報などがそうだ。芸能人が結婚したとか、海外
で活躍する日本人選手やら毎日同じようなことを放送する。「タマちゃん」はかわいいがどうでもよいので
ある。たまに見ていて不快になることもある。視聴率をとらなきゃならないのは分かるがもっと放送するも
のを選べよと思う。だが一番の問題はニュースの”バラエティ化"かも。最近変な装飾をしてニュースを報道
するのが目立っている。特に自分が許せないのはメディアリテラシーのかけらもなさそうなタレントにニュ
ースをコメントさせることである。おもしろおかしくするタレント。ああいうのを見ているこっちが恥ずか
しくなる。ニュースというのはただ情報を提供するだけ。考えて行動しなければ意味がないのである。ニュ
ース番組とバラエティ番組を一緒にしないでくれ。
今回のノーベル賞の報道も凄かった。東京大学名誉教授の小柴さんと島津製作所の田中さんが受賞された
が報道されたのは田中さんばかりだった。
小柴さんは東京大学の名誉教授なので当たり前?みたいな雰囲気があってサラリーマンの田中さんのほうが
話題性がありマスコミは田中さんばかりを追いかけていた。田中さんも迷惑だったらしく加熱する報道につ
いてもう勘弁してほしいみたいなことをいっていたのを覚えている。そして肝心の研究内容のことは少しし
か触れられていなかったな。自分はなぜノーベル賞を受賞したのかもう少し知りたかった。(自分で調べれ
ばいいのだが・・。)テレビ番組をみていても抽象的すぎて理解できなかったし、どのテレビ局も同じよう
なことを報道していた。もう少しきちんと報道して欲しいものである。
最近テレビ番組だけではなくCMも危なくなってきている。その理由はサラ金(消費者金融)のCM。なぜか
やたらと多い。若い姉ちゃんがでてきて笑顔でサラ金を薦める。あの”身近さ”が危険だ。がそれと矛盾し
てテレビでは多重責務問題を取りあげるくせにCMではやたらサラ金のCMを流す。視聴者を馬鹿にしているの
か?民放がサラ金の社会問題を取り扱う権利はない。特に子供に対する影響が不安だ。サラ金のCMを小さい
頃から見ている子供はなんのためらいもなしに手を出しそうだ。一種の洗脳のように。そうなったらテレビ
局のせいだ。民間の企業だからスポンサーつかなきゃやっていけない。だが資本主義社会だからといってこ
のような行為は明らかに視聴者を馬鹿にしているし、社会倫理に反している。もっと責任をもって放送して
欲しいものだ。
バラエティ番組の暴力シーンは深刻だ。罰ゲームでみんなでよってたかった袋叩きにする。という内容は
いじめに近く過激な内容だったため即放送規制になった。聞きたくもない聞くに耐えない男女の口げんかや
若者の価値観を面白おかしく放送するのはやめて欲しい。本当に不快な気持ちになるし、放送しないで欲し
い。特にあの火曜日にやる番組は酷い。あれがやらせかどうかわからないが、あんなもの見る気にもならな
い。だがああいう番組に限って視聴率がとれる。もしかしたら過激な暴力シーンを求めている視聴者にも責
任はあるかもしれない。バラエティ番組なので有益な情報ははじめから期待などしてない。バラエティ番組
のあり方は視聴者楽しませることが大事なのだが、楽しませるために何をやっていいということではもちろ
んない。そんなことは子供でも分かることだ。
バラエティー番組を細分化していくと様々なものがあるが、特にゴールデンタイムに放送するオカルト番
組が嫌いだ。霊能者が悪霊と対決?したりそれがドキュメンタリータッチで書かれておりいかにもノンフィ
クションだって言う風に書かれているがどこまでが本当で嘘かはまるで分からない。とりあえず怪奇現象や
幽霊を扱ったら視聴率を取れるだろう。といった番組製作者の声が聞こえてくるようだ。バラエティに幽霊
の話題を扱うなよと思う。不謹慎だ。
テレビはパブリックなものだ。一番影響力のあるメディアだといってもいい。故に資本主義にとらわれず
に放送するもの選ばなければならない。テレビはやはり一家団らんで見るという姿が一番にあうのである。
製作者側はそういったものを意識して、番組作りをして欲しい。