Jigsaw とその入手方法


Jigsaw とは?

Jigsaw はすべて Java 言語によって記述された新しい WWW サーバーです。 このため従来の WWW サーバーに比べて以下のような利点を備えています。

  1. マシンやシステムに依存しない。しかもコンパイルの作業が不要。 ダウンロード後すぐ起動できる。
  2. 完全なオブジェクト指向に基づいて設計されているので、 モジュールの追加や交換が容易な柔軟な設計を実現。
第1の特徴のおかげで、 Jigsaw ではドキュメント類などを「読む前に」起動しまうのが 普通のやり方です(!)。 ドキュメント類は、その Jigsaw サーバーにアクセスして読むという、 従来では考えられない手順で作業が行われます。
こうした手軽さも Jigsaw の大きな特徴と言っていいでしょう。 これまでは「WWWサーバー管理」というと、専門的な知識が必要と 思われがちでした。 しかし Jigsaw の登場によって、サーバーを立ち上げる作業は より幅広い層に拡がるに違いありません。

逆に第2の特徴は、従来の WWW サーバーの機能の限界に不満を持っているような 人にとって大きな魅力です。 Jigsaw は、多くのモジュールを Java言語で開発した別のモジュールに 取り替えたり、新らしい機能を追加することが容易に実現できます。 従来のソフトでは、たとえ無償で配布されている場合でも、 勝手な改変などを行うことは原則として禁止されています。 Jigsaw の場合は新しいモジュールを追加するだけならば、 ソースを勝手に改変したとはみなされません。 従って、正規のルールの範囲で、しかも新しい WWWサーバーを実現することが 可能になります。
Jigsaw の現在のバージョンは、まだ十分に豊富な機能を 提供しているわけではありません。 むしろ、これから世界中のプログラマーたちが競って 新しい機能を追加していくことになるでしょう。 つまり、Jigsaw はこれから進化をし続けるソフトウェアなのです。
インターネットを通じて多数の人々が協力してアプリケーションを 開発していく--- Java と WWW の普及は、こうした新しい時代のプログラミング開発の典型です。


Jigsaw の概要の紹介とダウンロードは、以下のページを見てください。


http://www.w3.org/pub/WWW/Jigsaw/

UNIX用の Jigsaw の場合、tar.gz 形式のファイルのサイズは 750Kbyte にすぎません。 解凍・展開した後のサイズは、ドキュメント類も全て含めて 4Mbyte 程度です。

起動までの手順をもう少し詳しく書くと、以下のようになります。 (Sun の Solaris マシンの場合)

  1. 適当なディレクトリ内(仮に /usr/local/jigsaw とします)で、 ダウンロードしたファイルを解凍、展開する。
    
    gunzip  jigsaw.tar.gz
    tar xvf jigsaw.tar
    
    

  2. 環境変数 CLASSPATH を設定し、 Javaインタープリタによって jigsaw を起動。 Jigsaw の本体は httpd というクラス名です。 引数に与えるのは、各種の設定を記述するためのディレクトリ名です。 最初はデフォルトの設定で立ち上げて問題ありません。
    
    CLASSPATH=/usr/local/jigsaw/classes/jigsaw.zip
    export  CLASSPATH
    java  w3c.jigsaw.http.httpd  -root  /usr/local/jigsaw/Jigsaw &
    
    

  3. Netscape などのブラウザで、サーバーにアクセスします。 Jigsaw のデフォルトのポート番号は 9999 です。 したがって、ipc.wakhok.ac.jp というマシンがサーバーの場合、 呼び出す URL は次の様になります。
    
    http://ipc.wakhok.ac.jp:9999/
    
    

もちろん Jigsaw を利用するためには、 Java インタープリタが既になくてはいけません。 その入手方法、前回の JDK の入手法 を参照にしてください。