演算子
Java言語には、四則演算(剰余算も含む)、論理演算、ビット演算などを
実行する演算子が定義されています。
演算子は1文字もしくは2文字の記号からなります。
- 前置単項演算子
- 《-》 変数の負数の値を示します。
- 《~》 変数の全ビットを反転した値を示します。
- 《!》 論理値の否定を示します。
- 《++》 変数の値を 1 インクリメントします。
- 《--》 変数の値を 1 デクリメントします。
- 後置単項演算子
- 《++》 変数の値を 1 インクリメントします。
- 《--》 変数の値を 1 デクリメントします。
- 2項演算子
- 《=》 右辺の値を左辺の変数に代入します。
- 《+》 和を計算します。
- 《-》 差を計算します。
- 《*》 積を計算します。
- 《/》 除算を行います。
整数どおしの場合は、結果は0に向かって切り捨てられます。
- 《%》 剰余算を行います。a%b=a-(a/b)*b です。
- 《&》 ビット積を計算します。
- 《|》 ビット和を計算します。
- 《^》 排他的ビット和を計算します。
- 《<<》 左へビットシフトさせます。
- 《>>》 右へビットシフトさせます。(符号ビットはそのまま)
- 《>>>》 右へビットシフトさせます。(符号ビットは0になる)
- 《&&》 論理積を計算します。
- 《||》 論理和を計算します。
- 《==》 右辺と左辺の値の比較。
- 《!=》 右辺と左辺の値の比較。
- 《<》 右辺と左辺の値の比較。
- 《>》 右辺と左辺の値の比較。
- 《<=》 右辺と左辺の値の比較。
- 《>=》 右辺と左辺の値の比較。
二項演算子 《+》 は、Stringクラスのデータに対して文字列の連結を
行う機能もあります。
Stringクラスのデータと数値や論理値を + で結合すると
数値や論理値は自動的に Stringクラスに変換されます。
区切り記号
- 《;》 文の終わりを示します。
- 《:》 ラベルの終わりを示します。
- 《,》 同一の型の変数を複数同時に宣言する時、変数名の区切りを示します。
- 空白文字、タブ、改行文字。
これらは変数名やキーワードなどの文字列の終わりを示します。
これらは何文字連続しても意味は変わりません。
演算記号や括弧の前後には、あってもなくても意味は変わりません。
ただし、2文字以上の記号からなる演算子や代入演算子、
コメントを示す記号の間に
空白などの区切りを入れてはいけません。
- 《.》 オブジェクト内のデータ名を指定するための区切り記号です。
オブジェクト内の変数もメソッドもすべて 《.》 で
参照します。object.sub.number のような階層的な指定も可能です。
数値表現
整数は10進、8進、16進の形式で記述が可能です。
0で始まる整数は 8進数、0x または 0Xで始まる整数は 16進数と見なされます。
16進数表現の abcdef の各文字は大文字であっても小文字であってもかまいません。
0 で始まらない数値は 10進数と見なされます。
32ビットの範囲を越えない数値は自動的に int型として扱われます。
long 型の数値であることを明示するには、3L または 3l のように
末尾に L または l を付けます。
小数の表現は通常の形式の他に e または E で 10の累乗部分を示すことができます。
たとえば 4.0e10 のように書きます。
小数の
末尾に f または F を付けると float型、
末尾に d または D を付けると double型、
と見なされます。末尾に何も付いていない場合は double型と見なされます。
末尾に何も付かない小数(double型として扱われる)を
float型の変数に代入しようとするとエラーになるので注意してください。
括弧
Java言語では3種類の括弧が用いられます。
意味は C 及び C++ と同じです。
いずれの括弧もネストすることができます。
- 《{》 と 《}》 は、
クラス定義、メソッド定義、ブロックの始まりと終わりを示します。
- 《(》 と 《)》 は、メソッドの引数リストの始まりと終わり、
制御構造文の条件部分の始まりと終わり、
型キャストの始まりと終わり、
演算式の始まりと終わりを示します。
- 《[》 と 《]》 は、配列のインデックスの始まりと終わりを示します。
引用符
Java言語では2種類の引用符が用いられます。
意味は C 及び C++ と同じです。
- 《"》 と 《"》 で囲まれた範囲は、Stringクラスのデータを示します。
- 《'》 と 《'》 で囲まれた範囲は、Char型のデータであることを示します。