TextField

TextFieldクラスは Componentの直接のサブクラスではなく、 TextComponentクラス のサブクラスです。 java.awtパッケージに含まれます。 TextFieldクラスは、 テキストを入力するためのアイテムの 機能を提供します。 TextFieldは1行のみのテキストの入力処理に用いられます。 複数行のテキストを取り扱うためには、 TextAreaクラス が用意されています。
TextFieldクラスには publicなフィールドは存在しません。 しかしオブジェクトのサイズや色などの基本的な性質は Componentクラスから、 テキストの内容の情報は TextComponentクラスから継承し、 内部に記憶しています。

TextFieldクラスのメソッド

TextFieldクラスには、 4個のコンストラクタと17個のpublic なメソッドが用意されています。 また、テキストを取り扱うための基本的なメソッドは、 TextComponentクラス の中で定義されています。

コンストラクタ

textはアイテムの初期設定の文字列です。 columnsはアイテムに表示可能な文字数です。

メッソド

getColumns()は表示可能な文字数を返し、 setColumns()は表示可能な文字数を設定します。
getPreferredSize(),preferredSize()は指定された表示可能文字数に対応した 画面上での実際のサイズを返します。表示可能文字数の指定を省略した場合には 現在の表示可能文字数に対応するサイズを返します。JDK1.1では getPreferredSize() を使用することが推奨されています。
getMinimumSize(),minimumSize()は指定された表示可能文字数に対応した 画面上での最小のサイズを返します。表示可能文字数の指定を省略した場合には 現在の表示可能文字数に対応する最小のサイズを返します。 JDK1.1では getMinimumSize() を使用することが推奨されています。
getEchoChar()は画面へのエコーバックに使用される文字を返し、 setEchoChar(),setEchoCharacter()は 画面へのエコーバックに使用される文字を設定します。 JDK1.1では setEchoChar() を使用することが推奨されています。 たとえば setEchoChar('*'); のようにすれば、 パスワードの入力の設定などに利用できます。 ただし、この機能を動的に解除する手段はドキュメントに見当たりません。 セキュリティへの配慮から敢えて提供されていないのかもしれません。
echoCharIsSet()はエコーバックに使用される文字が設定されているかどうか (エコーバックが特別な文字で隠されるかどうか)を返します。

addActionListener()はアイテムにアクション処理のオブジェクトを追加し、 removeActionListener()はアイテムからアクション処理のオブジェクトを削除します。
TextFieldは、スーパークラスである TextComponentのレベルで既に TextEventを 取り扱う TextListenerの登録の機能を定義しています。 TextListenerの実装する textValueChanged()は文字の入力があるたびに呼び出される のに対して、TextFieldのアクション処理が呼び出す ActionListenerの実装する actionPerformed()は改行の入力の時にのみ呼び出されます。
addNotify()は独自のデザインを利用する場合に、その登録のために呼び出します。