0-4-1:Javaのプログラムの実行まで

Javaのプログラムが実行されるまでの手順と、その時、コンピュータの 内部ではどんなことが起きているのかを簡単に復習してみましょう。


・ 最初に「ソースファイルのエディット」の操作が必要です。
vi などのエディタを起動します。 エディタのプログラムはコンピュータのメモリ上に存在します。 入力されたデータもメモリ上に記憶されていきます。
エディットの作業の最後に、プログラムの内容 を何らかの形で保存しなければなりません。 そうしないと入力されたデータはエディタのプログラムの終了とともに 消滅してしまいます。 通常は「ソースファイル」としてディスク上に保存されます。
Javaではソースファイルの名前は最後に必ず ".java" を付けます。 また、前半部分はプログラムの中で定義したクラスの名前と同じに なるようにします。
vi エディタの場合、ファイル名は viの起動時にコマンドラインの引数として 指定するのが普通です。 ZZコマンドでプログラムを終了した場合には、 自動的にその名前のファイルとして保存されます。

・ 次に必要な処理がコンパイルでした。
Javaのコンパイルを行ってくれるソフトウェアは javac という名前です。 javac はコマンドライン引数に指定されたソースファイルを 読み込みます。 そして、Javaのシステムが実行できる形式の「バイトコード」と呼ばれる ものに変換する処理を行います。 ちょうど日本語の本を英語の本に翻訳するようなものです。
コンパイルの結果は最後に新しいファイルとしてディスク上に保存されます。 Javaではバイトコードのファイルの名前は ".class"が付きます。 ファイル名の前半部分は、バイトコードに対応するクラス名です。

・ 以上の手順を経て、ようやく Javaのプログラムの実行が可能となります。
Javaのプログラムを実行するソフトウェアは javaというコマンドで呼び出されます。 java はコマンドラインで指定されたクラスのバイトコードを読み込み、 それを実行します。
コマンドラインに与えるのはクラス名だけで、".class" は必要ありません。 また、実行時にはソースファイルは何の働きもしません。なくても実行は可能です。