2-補足2: よく利用されるクラスとstaticメソッド


Mathクラス は数学の計算を行う staticなメソッドを提供してくれます。 円周率や自然対数の底の値、 平方根、三角関数、乱数の発生などを利用することができます。 java.langパッケージに含まれています。

Mathクラスの主なメソッドとフィールド
メソッドまたはフィールド名働き
double PI円周率の値
double E自然対数の底の値
double sqrt( double )平方根の計算
double sin( double )三角関数 sin()
double cos( double )三角関数 cos()
double tan( double )三角関数 tan()
double asin( double )三角関数 sin()の逆関数
double acos( double )三角関数 cos()の逆関数
double atan( double )三角関数 tan()の逆関数
double random()乱数(0.0〜1.0の範囲の値)

Integerクラス は基本データ型 int の値に対応するクラスで、 文字列から数値への変換などの機能を提供します。

Integerクラスの主なメソッドとフィールド
メソッドまたはフィールド名働き
int parseInt( String )文字列を int型の値に変換
int parseInt( String, int )文字列を指定された基数の int型の値に変換
String toBinaryString( int )整数値を2進法の表示に変換
String toOctalString( int )整数値を8進法の表示に変換
String toHexString( int )整数値を16進法の表示に変換

Systemクラス はその名前のとおり、プログラムを実行しているJVM(Java仮想マシン)や オペレーティングシステムのコントロールの手段を提供します。
out, err, in のフィールドは、それぞれ、 標準出力(ディスプレイへの表示)、標準エラー出力(ディスプレイへのエラーメッセージ の表示)、標準入力(キーボードからの入力)に対応します。 これらは java.ioパッケージのストリームのクラスです。 outとerrは PrintStream, in は InputStreamです。 詳しいことは後で改めて解説することにしましょう。

Systemクラスの主なメソッドとフィールド
メソッドまたはフィールド名働き
out標準出力
err標準エラー出力
in標準入力
void exit( int )JVMの終了
PrintStreamクラスの主なメソッド
メソッドまたはフィールド名働き
void write( int )1バイトのデータの書き出し
void write( byte[] )byteの配列のデータの書き出し
void print( String )文字列の書き出し(改行なし)
void println( String )文字列の書き出し(改行あり)
InputStreamクラスの主なメソッド
メソッドまたはフィールド名働き
int read()1バイトのデータの読み込み
int read( byte[] )読み込んだデータをbyteの配列に格納