1-2-2:型と識別名


・ Javaのプログラムの中でのデータの記述方法について説明しましょう。 Javaのプログラムの中で用いられるデータは、次のようにして「型の宣言」を行います。


int n;
float x;
String line;

「型(type)」とはデータの種類を表すものだと考えればよいでしょう。 Javaには「基本データ型(primitive type)」と呼ばれる基本的な型と 「クラス(class)または参照データ型」と呼ばれる型があります。 int, floatなど単純な数値のデータは基本データ型です。 それに対し String などはクラス(参照データ型)です。
個々のデータはそれぞれに固有の 「識別名(identifier)」を付けることで区別します。 識別名はプログラマが自由に定めることができます。
データは必ずどこかで1回、型の「宣言」を行う必要があります。 Javaではデータの型宣言は、プログラムの好きな場所に記述できます。 データが初めて必要になった箇所で行ってもかまいません。

同じ型のデータをまとめて宣言することも許されます。その場合には、 変数を記号 "," で区切ります。


int n,m;
float x,y,z;
String s1, s2, s3;

データは値を記憶することができます。データに記憶させるには記号 = を用いて、 値の「代入」を行います。= の右辺に記述された値が記憶され、 プログラムの他の場所で利用できるようになります。
データの値として記述されるものを「リテラル」と呼びます。 たとえば、整数の値、小数の値、文字列の値などがリテラルになります。 float型の小数のリテラルの末尾には f もしくは F を付けます。 文字列のリテラルは ""(ダブルクォーテーション)でくくります。


int n;
n=0;
float x;
x=100.0f;
String message;
message="Hello";

int m;
m = n + 1 ;
float y;
y = x + 1.0f;
System.out.println( message );

宣言と同時にデータの値を定めることもできます。これをデータの初期化といいます。


int n=0;
float x=100.0f;
String message="Hello";

Javaでは識別名に日本語など、非アルファベット文字を使用することも許されます。 しかし必ずしも効率的とは言えません。


int 整数=0;
float 小数=100.0f;
String 行="abcdefg";