倫理学
授業科目区分
学部共通
教養科目 人文科学系
選択 2単位 3年次 冬集中
担当教員
千葉 胤久
履修に必要な予備知識や技能
履修条件
その他この科目を履修するために必要な条件
学習教育の目標
西洋倫理学の歴史を概観し、倫理学のいくつかの基本概念について考察していきます。このことを通じて、人間の倫理一般について原理的な理解を深めていくことが、この講義の目的です。
授業の簡単な概要
西洋倫理学の代表的な思想として、古代ギリシアの倫理思想、キリスト教倫理思想、カント倫理学、功利主義を取りあげ講義していきます。
学習支援
オフィスアワー
学習内容
- イントロダクション:倫理学とはどのような学問か。講義全体の概要の説明。
- 古代ギリシアの倫理思想1:ソクラテス「よく生きること」の意味
- 古代ギリシアの倫理思想2:ソクラテス「無知の知(自覚)」について
- 古代ギリシアの倫理思想3:ソクラテス「魂への配慮」について
- 古代ギリシアの倫理思想4:プラトン「正義」と「幸福」
- 古代ギリシアの倫理思想5:プラトン「哲人政治」
- 古代ギリシアの倫理思想6:アリストテレスの幸福論
- 古代ギリシアの倫理思想7:アリストテレスの正義論
- 古代ギリシアの倫理思想8:アリストテレスの友愛論
- キリスト教的倫理1:隣人愛・「よきサマリア人のたとえ」を中心に。
- キリスト教的倫理2:愛と赦し・「放蕩息子の帰還のたとえ」を中心に。
- カントの倫理学1:善意志、義務に基づく行為と義務に適った行為。
- カントの倫理学2:定言命法、人格の尊厳、意志の自律としての自由。
- 功利主義1:功利主義の特徴
- 功利主義2:功利主義の問題点
期末試験やレポートなどの留意事項
教科書
参考書
赤林朗編『入門・医療倫理T・U』(勁草書房)、坂井昭宏・柏葉武秀編『現代倫理学』、小松光彦ほか編『倫理学案内』(慶應義塾大学出版会)、関根清三『ギリシア・ヘブライの倫理思想』(東京大学出版会)など。他の参考文献に関しては、授業中に適宜紹介します。
NDC
150
達成度評価(評価方法:合計100点)
試験:
レポート: 100
作品:
成果発表:
ポートフォリオ:
その他:
上記割合以外に注意すべき事項: