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第2回稚内表現論セミナー/数理科学系談話会が開かれました。

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5月14日、第2回稚内表現論セミナー/数理科学系談話会が、稚内北星学園大学で開かれました。このセミナーは本学の沼田泰英講師のコーディネートにより実現したもので、北海道大学大学院理学院の廣瀬大輔氏による講演「On F-thresholds」が行われました。本学の教員、学生が参加しました。

講演者の廣瀬氏は可換環論の一分野である tight closure 論の研究を行っています。 これは正標数(いわゆる1+1が0になるような世界) の環を対象としていますが、 ここ10年の関連研究の中で標数0(実数や複素数など1+1が確かに2になる世界)の特異点論の対象との対応が見られることがわかってきたそうです。本講演では、このことについて概観した後、タイトルにある F-threshold に関して、その位置づけ、及び研究動機等が解説されました。

環とイデアルの関係を空間と図形の関係としてとらえるというわかりやすいイメージのもとで、図形を代数的に研究する代数幾何学の意義や方法の一端が説明されました。講演者手作りの教具も登場し、講演を聞いていた数学教師を目指す学生たちにも大変参考になったようです。

沼田先生によると、第3回のセミナーを6月に行えるよう計画中とのことです。