ETロボコン

 ETロボコンは「組込みソフトウェア」の設計技術を競うロボットのコンテストです。「組込みソフトウェア」とは、様々な機械の中にコンピュータ・システムを合体させて、機械の動きをコントロールするプログラムです。

 コンテストは、どのチームも同じロボットでコースを走行し、指定された各ボーナスにチャレンジしながらタイムを競いますので、純粋にソフトウェアの良さの勝負となります。

組込み技術と情報メディア

 意識しなければなかなか気づきませんが、今や「組込み技術」に触れない日はないと言って良いくらい、多くの機械の中には、機械を動かすコンピューターとプログラムが組み込まれています。温度を一定に調整するエアコンには、温度をはかるセンサーと、決めた温度になるまで冷やしたり温めたりするプログラムが入っています。
 道案内をするカーナビには、地図と、行きたい場所に一番はやく着く道のりを探すプログラムが入っています。ぶつからないクルマには、距離をはかるカメラや超音波センサ-と、近づいたらブレーキをかけるプログラムが入っています。
 そう遠くない将来、私たちと協力して働くロボットや、完全自動運転の車を目にすることが当たり前になっていくでしょう。昔も今も、そしてこれからも、組み込み技術は、みなさんのそばで人々を助けるために使われていきます。

ETロボコンにチャレンジする理由

 人々の生活を支える組込み技術ですが、その技術者の数はまだまだ充分ではありません。これは、これからの若い技術者が活躍するチャンスの多い業界であることも意味しています。
 大学の講義から得る知識だけでなく、コンテストに参加することで、実践的な開発を経験することが、将来のための貴重な財産となります。とても速く走るプログラムを作ったのに、そのロボットにとっては速すぎて転んでしまうということもあります。良いプログラムは、機械を知り、機械の周り
の環境を知り、理科や数学を駆使してつくられています。
 もしコンテストで勝つことができれば、開発にかけた努力が正しかったことがわかります。負けたとしても、良いプログラムから多くのことが学べます。

プログラミング必修化に、ロボコンが役立つ?

 ETロボコンで用いるマインドストームのロボットは、動きをまとめたブロックを並べるような方法でプログラムすることもできます。そのプログラムは直感的で簡単な操作で、タブレット端末でもつくることができます。難しいプログラミング言語の学習に煩わされることなく、プログラムの動作の考え方が自然に身につきます。
 実際に30分もあれば、ロボットが動く原理を理解し、動く手順を考えて、プログラミングしてからロボットをまっすぐ動かすまでできるようになります。ロボットが思い通りに動くさまは楽しいものであり、子どもたちは、ロボットが動く原理をヒントに次々に新しい動きを実現していきます。
 プログラムでロボットが思い通りに動く楽しさは、やがて本格的なプログラミング技術につながっていくでしょう。
 マインドストームは、実際の組込みソフトウェアの開発環境を使ってプログラムすることもできます。みなさんも、大人も子どもも楽しみながら力をつけていくことができるかもしれません。

2018年北海道地区大会は本学で開催

 2018年9月23日(日)、本学濱森辰雄記念講堂にて、ETロボコン2018北海道地区大会が開催されました。

2018年は全国優勝

 2018年大会のガレッジニア部門において、「ガレッジニア部門最優秀賞」「一般審査員最高得点賞」「IPA賞」の3賞を受賞しました。

ETロボコンチャンピオンシップ大会(2018年11月14日 パシフィコ横浜)

※ガレッジニア部門は、コンピューター技術を用いている発明品やアイディア品を発表するコンテスト部門で、2019年大会まで開催。2020年からは、JASA(一般社団法人 組込みシステム技術協会)が行っているIoTイノベーションチャレンジコンテストに合併。

成績