「Java I実習」 第3回
3:Javaのデータ(原始型)
Javaでデータを取り扱うための最も単純な型である原始型(Primitive Type)に
ついて練習します。
準備:
Linuxもしくは Windowsの環境でログインしなさい。
端末エミュレータを起動し、
Javaの作業用のディレクトリに移動しなさい。
基本課題1:「byte型データの扱い」
- ソースファイル
ByteTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題2:「short型データの扱い」
- ソースファイル
ShortTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題3:「int型データの扱い」
- ソースファイル
IntTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題4:「long型データの扱い」
- ソースファイル
LongTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題5:「float型,double型データの扱い」
- ソースファイル
FloatTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題6:「char型データの扱い(1)」
- ソースファイル
CharTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題7:「char型データの扱い(2)」
- ソースファイル
CharTest2.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
基本課題8:「boolean型データの扱い」
- ソースファイル
BooleanTest.java
を作成しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
メールによるレポート課題:
以下の結果を
tatsuo宛のメール
で知らせてください。
件名(Subject)は program3
- 課題4:のプログラムを実行し、
long型の変数が桁あふれを起こす値を調べなさい。
- 課題5:のプログラムを実行し、
円周率を float型で表した場合に小数点以下の何桁までが表示されるか調べなさい。
同じく、
円周率を double型で表した場合に小数点以下の何桁までが表示されるか調べなさい。
- 課題6:のプログラムを実行し、
コードの値が 100の文字が何であるか調べなさい。
- 課題7:のプログラムを修正し、
コードの値が 12500の文字が何という文字であるかを調べなさい。
応用課題1:「桁あふれによる異常動作の確認」
- 前回の課題のソースファイル
Loan.java
の利息を毎月1%に設定し直しなさい。
(こうすると、毎月の利息が返済額を上回るため、
永久に借金の返済が終わらないはずです。)
また、借金の総額をチェックのため毎月表示させるようにしてみなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
int型の桁あふれが原因でおかしな結果を出力することを確認しなさい。
応用課題2:「桁あふれによる異常動作の確認(2)」
- ソースファイル
Loan.java
の変数shakkinを long型の整数で宣言するように修正しなさい。
- javac コマンドでコンパイルをしなさい。
- java コマンドを通じてプログラムを実行しなさい。
今度はなかなか桁あふれは起きないことを確認しなさい。
しかし、非常に長時間実行を続けると、やはり異常な結果が生じます。
ただし実習時間中には終らないと思うので、CTRL+C の割り込みで強制終了してください。
実習の目次
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